VIE RICHE

食べて山を守る
それは、
命を繋ぐこと。

私たちの新たな挑戦。

合資会社松井八五郎商店(人形の松井)は雛人形や五月人形、盆提灯などの伝統工芸品の製造・販売に45年以上携わってきました。
地域に根差して間もなく創業100年を迎える弊社が、岐阜の魅力を伝えたく、この度、今までとは全く分野が異なる「鹿肉を使った犬用おやつ」の販売に挑戦いたします。

昨今のニュースの中で害獣被害・フードロスなど様々な問題が取り沙汰されています。
私自身も大型犬(猟犬)を飼っており、愛犬家の一人として、家族同然の愛犬にも美味しくて体に良いものを食べてほしいと思っています。
害獣とされしまった、自然のなかで生きる命をただ駆除するのではく、大切な恵みとして受け取り、 未来の自然づくりへと繋げていきたいと考えております。これが私たちのSDGsです。

SDGsとは?

SDGsとは、2015年9月の国連サミットで採択され、世界中に広がる貧困や飢餓、差別、雇用問題など17のゴール・169のターゲットに取り組むための2030年までの国際目標です。

「つくる責任 つかう責任」
への取組み

鹿による農業被害額は年間約60億円にも上り、年間約60万頭以上が害獣として駆除されていますが、多くは廃棄・焼却処分されています。
山を守り命を無駄にしないためにペット用おやつへ再加工することで、命を繋ぐことができます。 
製造・加工は、「ぎふジビエ衛生ガイドライン」に認定されハサップを取得している解体工房に依頼しています。
「自信を持って提供できる質の肉を維持し続ける」を理念に、プロセスを日々改善しながら、手抜きをせず、解体・加工に取組んでいます。
ペット用に基準を下げるのではなく、食用肉と同じ基準の衛生管理で製造・加工しています。大切な愛犬が食べるものだからこそ、衛生面にもこだわりたい。山の恵みを新たな資源として加工することで、ジビエの廃棄削減やフードロスに貢献していきたいと考えています。

出典: 農林水産省 農村振興局 農村環境課 鳥獣対策室「捕獲鳥獣のジビエを利用を巡る最近の状況」より

今後の活動

自然の恵みであるジビエをおいしくいただくことがSDGsにみんなが貢献できるをもっと身近に知っていただくために、ペット用おやつの商品のラインナップを増やし品質をより高めていく努力をし広報活動に力をいれていきたいです。さらに今後はイベントに出店しフードロスの啓発活動や、ECサイトでの販売から売り上げの一部を狩猟業界に還元し、近年問題になっている若手猟師の育成にも貢献していきたいと考えています。
皆様に知っていただくことでジビエの消費拡大は岐阜から全国、命をつなぐサステナブルな循環型経済になっていくと思います。

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